2009年11月30日月曜日

12万円で日本を歩く

家を出て、また家に帰ってくるまでの総費用を12万円と決めた。決して多い額ではない。むしろ節約を常とする旅になる額だ。なぜ?と言われれば、湯水のように金を使う旅は好きではないから。

旅の資金は多いにこしたことはないのかも知れない。でもあえて12万円にした。そこには僕の意思があるのだ。

ということは、まぁ単純計算で使える額は一日千円ほどということで、たったの千円?と思うかもしれないが、当たり前だけど移動はすべて自分の足なわけだし寝泊まりも基本野宿。もっぱらの出費と言えば食費と風呂代くらいなものだ。僕の経験上、贅沢さえしなければ十分いける額だと思う。

賀曽利隆氏は10万円で日本一周した。
下川裕治氏は12万円で世界各国を歩いた。
植村直己氏に至っては、手持ち4万円から世界の山々を制覇していった。
そんな先人たちの偉業が僕の背中をそっと押してくれる。

即物的な快適を求めない。不自由さを楽しむ。日常では起こり得ないことを期待するのが旅だ。だからなるだけ日常から遠くかけ離れたことをすることだ。それならばあまり金を使わない方がいい。金を使う旅は旅ではない。それは旅行というものだ。

って…え?御託ばかりを並べるなって?

うん。知ってる。
所詮は貧乏人の負け惜しみなんだっていうことくらい。

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