2012年9月16日日曜日

海外にて日本の国際免許について考える

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※2013年8月1日 追記

以下で紹介しているサイトですが、よく見ると正式な国際免許ではないですよ、という注意書きが(ページ下に小さく)書かれていました。発効された書類は何の法的効力をもたない翻訳書類という扱いになるそうです。実際、旅の途中で出会ったライダーは、スペインで警察に止められたとき「この書類に法的効力はない」と言われたそうです。
じゃぁなんの為の?と思いますが、 僕には良く分かりません。なのでやっぱりおとなしく日本の国際免許を取得するのが良いでしょう。

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日本国外への旅行時、渡航先で車両を運転するには国際免許を取得するのが一般的です。有効期限が1年以上残っている免許を持っていれば、日本の免許センターで即日発行されます。取得はとても簡単です。なのでそれ自体には問題ありません。ありませんが、厄介なのはその「有効期間」と「日本で発行される」というところです。

有効期限は1年です。
1年以上も旅をする人はそう多くはないと思うのでこれで十分なのでしょうが(そもそも国際免許は自国の免許証をもとに一時的に他国での運転を許可するというスタンスなので仕方ない)、世界を旅するライダーにとって1年という期間は短すぎます。それはもうあっという間です。

発行には本人でなくとも代理人を立てれば申請できます。
本人の免許証、顔写真、代理人への委任状があればいいだけです。委任状と顔写真(厳密には撮影後何ヶ月とか規定はあるようですが)はあらかじめ作成し、代理人に渡しておけば問題ありませんが、日本の免許を持って出た場合にはそれを代理人に郵送しなければなりません。もっとも海外で日本の免許なんててんで役立たずなので、僕は他の書類と合わせて預けっぱなしです。

以上のことを踏まえると、1年以上旅をするには、

・国際免許の期限が切れる前に、日本にいる代理人に免許申請をしてもらう
・発行された国際免許を旅先へ郵送してもらう

となるわけです。書けば簡単。が、実際結構面倒な作業ではあります。

国境や検問で免許の確認が必ずされるわけでもないので、有効期限切れの国際免許で走ろうと思えばできなくもありませんが、逆に見つかると間違いなく賄賂の対象となりますから、できればそれは避けたいところ。まして事故などが起きた場合、無免許として扱われてしまうと保険が下りないなんてことも考えられるでしょう。そうなると1年という有効期限以内に新しく発行&郵送を完了させなければならないので、実質その有効期限は1年を切ります。
さらに旅先に郵送となると、安心して送ることのできる場所に居なければなりません。言葉も通じない国の、どこだかわからない町のうらぶれた安宿宛てではどうにも心配です(大きな都市なら大使館や領事館宛てなんかはできそうですが)。先進国ならまだしも、後進国において郵送物の紛失やトラブルはめずらしくないのです。

僕が今使用している国際免許も来月失効となるので、代理人申請をしてもらっているところです。これからどこへ郵送するかを決めなければなりません。

そんな中ネットでいろいろ調べているとこんなページを見つけました。

「International Driver's Document - The International Drivers License」

アメリカにある会社のようです。これを見ると、世界中どこにいてもネットで申し込むだけで国際免許が送られてくるという夢のようなシステムです。なんともアメリカらしいですね。しかも有効期限が1年、2年、3年から選べるという、こちらも夢のような話。

料金は

1年:39.99ドル
2年:54.99ドル
3年:69.99ドル

郵送はFedexかDHLで世界中どこでも35ドル。しかもアメリカ国内なら無料。

これなら自分ひとりで問題が解決できるし、そもそも日本での準備中に3年の国際免許を取得しておけば、旅の途中で更新などという面倒な事柄からかなりの期間開放されてしまいます。費用も円高のこのご時世、3年なんかとってしまえば送料含めてもむしろ安上がり。うーん。見つけるのが遅かったなー。

もしこの先1年以上の旅を計画されている人がいれば、ぜひ参考にしてみてください。そしてその評論をぜひ教えてください。笑

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