2009年12月24日木曜日

ショッキング・クッキング

いきなり駄洒落ですみません。

今僕が滞在している宿はバックパッカー向けのドミトリーです。相部屋で、共同トイレに共同キッチンという格安素泊まり宿です。ニセコにはこの手の宿が結構あり、国内外からたくさんのバックパッカーがやってきては長期滞在でニセコの冬を満喫しているわけです。

日本人からみたらちょっと考えられないかも知れませんが、海外から来る人たちは普通に1ヶ月や2ヶ月滞在したりします。それだけロングバケーションなのですが、僕のいる宿は基本的に外国人向けなので、客の大半が(というか今のところ僕以外は)外国人であります。
なのでいろいろと生活習慣の違いを見つけられる訳ですが、特に如実なのが食ですね。いくら日本の食が欧米化したと言っても、やっぱりその違いははっきりしています。

で、今日の朝にとてもおかしな出来事がありました。彼らの朝食は、パンかコーンフレークかオートミールという典型的ブレックファーストですが、僕の目の前に座ったひとりがチョコレート味のコーンフレークを皿にあけていました。しかし皿の隣にあるのはミルクではなくソフトカツゲンという、メグミルクから北海道限定で出ている甘いカルピスの様な清涼飲料水だったのです。しかもご丁寧に桃味です。
さすがに僕も、え?と思いました。きっと彼はパッケージに書かれた「MEGMILK」に勘違いしたのでしょう。そこからショッキング・クッキングが始まったのです。
僕は一応、
「それはミルクじゃないよ」
と忠告したのです。しかし僕の拙い英語では焼け石に水でした。
「じゃあこれは何なんだ?」
「うーん、甘いジュースだよ。しかも桃味だ」
彼はしっかりと味見をしたあと、コーンフレークにめがけて勢い良くそれをかけたのです。オーマイガー。そして一口食して、
「グッテイスト」
と親指を立てたのです。

ショックでした。さらにおかわりしたのもショックでした。
以前、京都のドミトリーでドイツ人がトーストに味噌を塗って、
「ルックスライクピーナッツバター」
と言い放ったのを思い出しました。その時の彼も親指を立てていました。
僕には欧米人の舌は理解できません。

写真
現場。現実。

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