2010年3月6日土曜日

歩63日目 滋賀県大津市

天候 曇りときどき雨
気温 6時 15.3度(室内)
   17時 15.7度(室内)

※京都の友人宅に滞在中なのですが、歩いて到着した地点が滋賀県なので、タイトルは未だ滋賀県にしています。

休養2日目。
予定では車で回収された地点まで戻り、そこから三条大橋まで歩こうと思っていた。そこで3rdステージを終わらせるつもりだった。しかし朝起きると空一面の雲で、時折思い出したように降る雨に腰が上がらず、予想外の休養日となってしまった。

十分な睡眠で、疲労はかなり回復していた。しかし足はまだ痛い。特に膝に違和感があった。それもそのはず。18kgの荷物を背負い、150km近くも寝ずに歩いたのだ。無理もない。膝は安静が一番。誰かがそんな事を言っていたのを思い出す。

休養日を1日延ばしただけなのに、自分に対する言い訳をあれこれ考えてしまわなければならないとは、今まで少し思い詰めて歩き過ぎたのかもしれない。
どちらにせよ、どうせ外は冷たい雨だ。もう1日ゆっくりしようと腹を決めた。

決めたからには、何もしなかった。僕は何事にも真剣に取り組みたいので、だらける時は真剣に、精一杯だらけるのだ。

結局、夕方買い物に出ただけで、それ以外の時間を家の中で過ごした。テレビを見ているわけでもなく、音楽を聞いているわけでもなく、寝ているわけでもなかったが、1日という時間は意外にもあっさりと過ぎ去っていった。それは、前へ前へと進んでいた日々と同じだけ僕の中を通過したはずなのに、とても同じものとは思えなかった。色彩が乏しく、何の匂いもなかった。

だけど代わりに不思議な心地よさがあった。変わらないものにこそ、本当の幸せがあるのではないか、そんなことを考えていた。浅くまぶたを閉じ、深く息をすると、そこには淡い色彩と安らぎの匂いがした。

身体のみならず、心までゆっくりと休養した1日だった。

今日の歩行距離0km。

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