2010年3月9日火曜日

歩67日目 京都府亀岡市

天候 晴れ
気温 7時 15.8度
   16時 9.8度

晴れた。というよりも、雨が降っていない、と表現した方が無難な空模様だった。だけどこれでやっと出発が出来る。そう思うと、僕の心はそれだけで青く晴れ渡っていった。

7時00分。起床。長々とお世話になった家主を仕事に見送り、一緒に歩いてくれる友人と荷物をまとめる。久しぶりのパッキング。だが、荷物のしまい方は忘れていない。はやる気持ちを押さえつつ、コーヒーを飲みながらルート確認。さて、どう歩こうか。これから一旦日本海側へと向かわなければならない。国道9号を使い、亀岡、福知山と抜けよう。そこから丹後半島を目指そう。テレビから流れる明日の雨予報なんて知らんぷり。とにかく前に進むのだ。

9時15分。忘れ物がないか入念に確かめ、友人宅に鍵をおろした。ポストに鍵を落としたら、もう後戻りは出来ない。もちろんだ。僕には進むしか道はない。
「よし、行こう」
友人と気合いを入れ、お世話になった家を後にした。

10時20分。地下鉄で烏丸御池駅まで移動。ここが前回歩きやめた場所だったからだ。そこから南に五条通りまで。あとは西に折れれば福知山まで一本道だ。

12時10分。桂川を越える。道は京都の中心部から遠ざかり、周りをぐるりと取り囲む山々に近づいていった。これから亀岡に出るために軽い峠を越えなければならない。腹も減ったと公園で昼食。気温は10度と肌寒いが、日差しを浴びれば暖かい。ふたりで公園にマットを敷いておにぎりなんか頬張っていると、まるでピクニックでもしているようだった。

いよいよ峠に差し掛かる。道は徐々に登り始め、周りに建物がなくなっていく。代わりに山々が迫ると、そこはもう完全なる峠道になっていた。道は曲がりくねり、いよいよ歩道がなくなった。車道の脇を、前後に並んで歩いていく。1時間も歩いただろうか。短いトンネルを抜けると下り坂で、時折亀岡の町を見下ろせた。平坦な道だろうが登り坂だろうが、誰かと冗談を言いながら歩けるのは単純に嬉しい事だった。

17時00分。亀岡市内に到着し、スーパーマーケットで夕食の買い物。思い思いの食糧を買い込み、あと2kmほどの道の駅を目指す。明日は夜が明ける前からの雨予想。出来れば屋根の下にテントを張りたかった。

18時00分。道の駅到着。軒先はあるがまだテントは張れない。すべての施設が閉まるまで待たなければならない。休憩所で夕食を済ませ、ひと休み。すっかり暗くなった21時半。軒先を借りて、テントをふたつ設営した。誰かと一緒にテントを張るなんて、この旅始まって以来初めての事だった。これまでずっとひとりでやってきたから、なんだか妙に心強い気がした。

今日の歩道距離約23km。

写真
荷物の替えっこ。バックパックに足が生えてる!

2 件のコメント:

  1. 面識ないけれど 遠くで応援してます~ 頑張れ!

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  2. 源さん

    はじめまして。
    応援ありがとうございます!

    これからも頑張りますよ~

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